Day 5:選択肢を洗い出す『MECE』【モデル解答と解説】

 Day 5トレーニング、お疲れ様でした! 一つの考えに固執せず、思考の「幅」を広げるMECEのトレーニングができましたね。

 あなたが考えた選択肢と、以下のモデル解答を見比べて、抜け漏れなく可能性を洗い出す感覚を掴んでいきましょう。





 

モデル解答例

 

 このお題に対して取りうる打ち手を、例えば「何に働きかけるか?」という切り口でMECEに分解してみます。

  • 選択肢①(価格に働きかける):価格体系を見直す
    • (具体例)全面的に値下げして元に戻す、常連客限定で割引パスを発行する、コーヒーチケット(回数券)を販売するなど。

  • 選択肢②(価値に働きかける):価格以外の付加価値を向上させる
    • (具体例)コーヒーに合う小さなお菓子をサービスで付ける、より高品質な豆を使っていることをアピールする、ポイントカードの特典を豪華にするなど。

  • 選択肢③(コミュニケーションに働きかける):顧客との関係性を強化する
    • (具体例)店頭やメニューで、値上げの理由(原材料高騰など)を丁寧に説明する、お客様の声を積極的に聞くためのアンケートを設置するなど。

  • (補足)選択肢④:現状を維持する
    • (具体例)今回は特に行動を起こさず、他のお客様の反応も含めてしばらく静観する。


ポイント解説

 

 いかがでしたか?

 MECEで考える目的は、最初に思いついた安易な解決策(今回の場合は「値下げするか、しないか」の二者択一)に飛びついてしまう「思考の偏り」を防ぎ、抜け漏れをなくすことです。

【MECEに分解するための「切り口」】

 たくさんの選択肢を洗い出すには、自分なりの「切り口(フレームワーク)」を持つと便利です。 今回のモデル解答では、『価格』『価値』『コミュニケーション』という3つの切り口で選択肢を考えてみました。

 あなたが考えた選択肢も、このどれかに分類できるのではないでしょうか?
 もちろん、切り口はこれだけではありません。

  • 「短期的な打ち手/長期的な打ち手」
  • 「お金がかかる施策/かからない施策」
  • 「常連客向け/新規客向け」

 など、様々な切り口が考えられます。大切なのは、自分なりの軸を持って、多角的に可能性を洗い出すことです。

【この段階では、質より量】

 このMECEの段階では、それぞれの選択肢の良し悪しや実現可能性を詳細に判断する必要はありません。まずは「こんな手もあるな」「あんな可能性もあるな」と、あらゆる選択肢をテーブルの上に並べることが重要です。


 
 さて、たくさんの選択肢がテーブルの上に並びましたね。

 明日は、これらの選択肢を「比較検討」して、最適な一つを選び出すためのトレーニングです。お楽しみに!